「亜美っ 柘気だけどさ 日斗出いる?」 柘気だ。 日斗出さんを呼んでいるようで なんか焦ってるみたい。 柘気の声を聞くと 日斗出さんは立ち上がって 扉の方に歩いていく。 「柘気…開けるから 退いててくださいよ」 「へいへい…」 「それでは お食事は置いていきます。 しっかり食べるんですよ… 脱走した時に体力がないといけませんから」