狼王子に監禁されて





この気持ちにたえられなくなって
あたしは十夜くんの唇から離れる。





「どうした?」





「く…くるし…苦しいよ」




息が荒いなか
やっとでた言葉。




あたしは
グッタリとしていると
十夜くんが
クスッと笑って話し出す。




「お前は…
キスを激しくすると
なんでこんなに美しくなるんだろうな?」