狼王子に監禁されて





今にも
襲いかかって来そうな
眼差しであたしを見る
十夜くん。





あたしは
何も言わずコクリと頷く。




あたしの顔がどんどん熱くなるのを自分で感じる。





今のあたしの顔は
絶対に真っ赤だよ…。





「じゃあ…
キスしてもいいよな?」





「いい…よ…」





鋭い眼差しであたしを見る
十夜くんから
あたしは目が離せない。