元気よく言ったけど内心すっごい落ち込んでた。 なんかこのまま十夜くんが止めてくれなかったらあたしどうなっちゃうのかな…みたいな…。 あたしは柘気の部屋に着くまで何十回とため息をついていた。 ――そしてそのころの 彩未と十夜―― 「ななな、何かしら…あのいきなりのイチャイチャっぷりは…」 「なんだろ」 「ってあんた!!」 「なに?」 「ハガネくん泣いてる」 「ハガネだからいいし」 俺はあの亜美と柘気のイチャイチャっぷりにイラついてハガネを呼び出し今、ハガネを蹴っている。