「なぁ…亜美?」 「ん?」 「いいこと思い付いたんだけど…」 「どんな?」 「十夜と彩未をいじちゃわない?」 「えっ!?そんなことしちゃダメだよ!!」 あたしはビックリして柘気のシャツをおもいっきり掴んでシワシワにしてしまった。 柘気はあたしの頭を優しく撫でてから耳元でこそこそと話してくれた。 あたしはそれを聞いて瞳から流れていた涙が一気になくなった。