もう全てが





ぐちゃぐちゃだ…





「十夜…どうしたの?」





心配そうに俺の顔を覗き込んでくる彩未。





あぁそうだ…。
今は彩未のウエディングドレスを探してる最中だった。





彩未は見るからに派手なドレスを抱えている。





「なんでもない
もう決まったのか?」





俺がそう聞くと聞こえるか聞こえないかのため息をして俺を睨む。





「あんた…また亜美ちゃんのこと考えてたでしょ?」