「俺と亜美も婚約するんだよ…」
「あ…知ってます…おめでとうございます…」
「ありがとう…でもね
亜美は俺が好きじゃないんだよね…」
「え?」
知ってるの?
知ってるのに亜美ちゃんと結婚するの?
柘気様はどこか遠くを見ていて今にも泣いてしまいそうな表情をしている。
あたしは柘気様の手を掴む。
今…あたしの気持ちを打ち明けたらどうなる?
弱っている柘気様を自分のものにできるチャンスかも知れない。
だけどもし困らせてしまったら?
距離をおかれてしまったら?
あたしはどうするの?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…