「柘気には関係ない!! 離してよっ」 「どこ行くの?」 あたしの言葉は 無視ですか? てかどこに行くか 言わないと離してくれないの…? 「どこ行くの?」 グイッ 「いててっ」 あたしが少し黙ってただけで柘気は あたしの右足についている鎖をグイッと引っ張って 自分の方に引き寄せた。