「え…なに?」 十夜くんの顔を見ちゃダメ 吸い込まれちゃダメ 心を持っていかれちゃダメ そう言ってるのにあたしの体は言うことを聞こうとはしなかった。 あたしは気付いたら十夜くんにキスしてた。 あたしのいきなりの行動にびっくりしたのか十夜くんはあたしの唇から素早く離れて後ろに倒れ込んだ。 あたしは自分で鎖をつけて開けられないようにした心の扉を自分で開けてしまった。