「いや?」 十夜くんは上目遣いであたしの顔を可愛らしく覗きこんできた。 あぁ!! あんたのその童顔の顔を見ると『いや』って言えなくなるんだよぉ!! 「い…や…じゃないです」 あたしの顔…今絶対赤くなってるよ…。 湯気まで出てたりして… あたしは十夜くんの反応を見るために十夜くんの方に目をやると 「え」 「な…なんだよ」 「十夜くん…顔真っ赤」 「わりぃかよ!!」 え?え?は? なんでそんなに赤いの? 耳まで真っ赤なんだけど…