狼王子に監禁されて




また頭が…痛い




「ああ…あ゙!!!!」




なにっ!?
この痛みはなんなの!!?




過去を思い出そうとすると頭が痛くなるの…
なんで?なんでなのっ!?



「ああぁぁぁっ!!!!」




「亜美っ!!」




扉がいきなり開く音と同時にあたしの名前を叫ぶ声がした。




「亜美!?どうしたんだ?」




身体を抱き締められる。
背中を優しくさすってくれてなんだか落ち着く。