抱き締めると柘気の体は熱くて汗をかいてて
心臓の音がとても早くて…



あたしは柘気から離れてお医者さんに電話するために受話器を取ってボタンを早く押す。




すると病院の人がすぐに電話に出てくれて
柘気って名前を言っただけですぐに行きますって言われた…




やっぱり柘気ってすごいんだな…。




「柘気、もうすぐ来ると思うからそれまで我慢……あ…」



柘気はあたしが電話している最中に気を失ってしまったのか目を閉じていた。