「亜…美…」




「柘気っ!!どうしたの!?」



柘気があたしを置いて出ていったと思ったら柘気は腕を怪我して帰って来た。




あたしはいつも柘気が仕事で使っていると思われる机の引き出しから救急箱を取り出して今にも倒れてしまいそうな柘気に近寄った。




「柘気座って…」



近寄ると柘気の体はなんとなく熱くて息がとても荒い。




あたしは柘気の腕から血がでないように布を強く縛ってから柘気に話しかける。