「結婚しない?」




「は?」




いきなり言われたその言葉
あたしの時が一瞬止まる。




さっき柘気は、あたしになんて言ったっけ?
あれ?
ちょっと待って…
今なんて言った?
あれ?
マジでなんて言った?




柘気はベッドから上半身だけ起こしいきなりあたしの手を握ってきたから体がビクついた。




「亜美…結婚しよ」




あたし、柘気に
『結婚しよ』って言われたんだった…。




目の前が真っ白になる。