十夜くんが出ていってから1時間ぐらいたって柘気がまぶたを開けた。 「柘気…起きたの?」 あたしが話しかけても寝起きだからかボーッとしている。 「柘気?」 寝起き悪いのかな? なんかずっとボケッとしてる気がするんだけど… 「亜美…」 「はいっ」 呟くようにあたしの名前を呼んできた柘気。