「いやっ!!」 あたしは十夜くんを突き飛ばそうとした。 だけど 女が男の人の力にかなうハズがなく離れるハズがもっと強く抱き締めてられた。 「俺はお前が嫌いだ… でも…愛してるよ」 それだけ言うと あたしから離れて 扉の方に向かっていった。 「愛してる…俺のお姫様」 扉に手をかけ それだけ言って出ていった。 『嫌いだけど愛してる』 『愛してる俺のお姫様』 十夜くんの言葉が あたしを頭を駆け巡る。