だって柘気めちゃうなされてるじゃん? あたしは頭に当てている氷を近くの机に置いて氷で冷たくなった手で柘気の頬に触れた。 「柘気…大好きだよ」 そう言ってから ギュッと寝ている柘気を抱き締める。 柘気の体温はさっき抱き締めてくれたよりも温かくなくて落ち着くことが出来なかった。 あぁ なんであたしは今こんなに 胸がドキドキしているんだろう… 誰かがあたしの心の奥にある扉をずっとノックしてるみたい…