「亜美…お前はこんな俺を見てどう思うんだ…」





低く聞きにくい声で問いかけてきた十夜くん。
あたしはそんな十夜くんを
恐いとは思わなかった。





なぜか分からないけど…
十夜くんは
悲しんでる。





意識がおかしかったからそう見えただけかもしれない。
だけど
あたしにはそう見えた。