お願い? 甘い声なのに、どこか恐ろしくて、あたしは首を横に振った。 逃げたい。 だけど、彼にとらえられたまま、動くことができない。 「嫌じゃないだろ」 神藤くんが腰をあげた。 今度は彼があたしを見下ろす。 一気に立場が逆転となって、足がガクガクした。 そんなあたしの腰に彼の手が回せれた。 「ひゃっ」 神藤くんの髪の毛があたしの頬をくすぐる。 首筋に息がかかる。 あたし、何をされてるの? そう思った直後、首筋に痛みが走った。