ヒナがオレの言葉を信じてくれるのか、わからない。



できることは、その瞳からそらさないこと。


やましいことがなければ、瞳をそらす必要はない。




「おまえ以外、いらない」




それが、オレの気持ち。


ヒナはしばらく立ちつくした後、

ヒナが動いた。


ヒナは何を思ったのか、

首筋から肩の下へと垂れる髪の毛を背中にまわして、首筋から鎖骨にかけてを見せた。



白い肌。


その下に流れる赤い血の香り。



その刺激で、喉がカラカラに乾く。