苦しい。 血が…欲しい。 ヒナの血だけが… 欲しいんだ…。 オレは苦しくて、顔をしかめた。 必死に踏ん張らないと、本当にヒナの血を吸ってしまう。 ただ、血を吸うだけでなく、飢えで吸いつくしてしまうかもしれない。 「大丈夫?」 ヒナは駆け寄ってくると、オレの背中に手を伸ばした。 「やめろ!」