「ちっ違う!」 「なら・・ちゃんと話して」 何を恐れてるの? 何があっても・・離れたりしないのに。 私の方が怖い。 いつ手放されるのか。 怖くて怖くて・・しょうがないよ。 「愛香」 ぐいっ顔を上げられる。 「不安にさせて、ごめん。巻き込んでごめん」 「…うん」 「嘘ついて、ごめん。愛香を巻き込みたくなかったんだ。でも…」 ちょっとした沈黙でも、不安になってしまう。 「思ったより…事は深刻みたいだ」 闇に呑み込まれた、そんな気がした。