人があまりいない通路。 一樹がピタッと止まった。 「わりぃ、カッコ悪いところ見せた」 「クスクス・・・いいよ」 多分、仕事中なのに名前で呼んだから。 私は嬉しかったけどなあ・・。 「実は・・秘書が今日来て」 「秘書?」 わざわざ、それを言いにきたの? 「ああ。それが女だから。前もって言っておこうと思って」 なるほどね。 「ありがと。多分聞いてなかったら、妬いてた」 ちょっとした行動に、愛を感じる。 俺様だけど優しいよね。 「妬くなよ?俺の女は誰か知ってるだろ?」