キーンコーンカーンコーン 何時間目か分からないチャイムで目が覚めた。 まだ眠い目をこすりながら身体を起こす。 「ふぁ〜…………ヒッ」 あくびをしながらベッドの端を見て小さく悲鳴を上げる。 悲鳴の原因は見知らぬ男の子がベッドの端を陣取ってこちらの様子をうかがっているからだ。