デスゲーム

「俺の事、嫌いになったか?」

「ぎらい。……もう…許ざない……嫌いで…ぎらいで…だけど……その何百倍も…大…好きで…」

「もっと大きな声で言わないと届かないよ。願い、約束したんだろ?」

「大好きで……会えないと私が…壊れ…ぞうで。……うんと……だがらぁ…




好き!!ずっとずっと…大好きなんです!!…会いたい!会いたいよ隼人君!!」







ガバッ、








雫を後ろから抱きしめる。強く、しっかりと。そして雫の手をギュッと握る。

たくさん濡れた手。それを何度も、繰り返し包み込む。

瞳から溢れる涙も指でなぞる。もう…泣かなくていいんだよ。


「俺はここにいる。ダイヤの指輪も本物で…『デスゲーム』の指輪はない。

これからは雫が望む限りずっと一緒だから。涙は…俺が全てふいてあげるから」


コツンと俺のダイヤの指輪と雫のハートの指輪が触れ合う。

雫も何度も俺の手を握り返し、その後腕をギュッと握った。