デスゲーム

「栞?…栞!?ねえ、起きてよ。ねえ……あ…ぁあ……栞…」


返事はなく、ピクリとも動けなかった栞。俺が…俺が止めるべきだった。

記憶を見て、性格も心も知ってたはずなのに。


「ギャハハ♪『デスゲーム』終了~。オーナーの負けだ。優勝は清水、貴様ダア。

さあ、願い事を一つ言ってみろ。俺様が叶えてヤルヨ。あ、死人を生き返らせる事もデキルぜ?」


ギュッと拳を固く握る。死人を…生き返らせる?栞を…また…。


「清水君…栞の意志を守って!!」

「分かってる。俺は迷わない。俺が望む願いは…

死神の完全消滅だ」


これでいい。怒りで震える手を改めて握る。

栞は俺に未来を託した。栞が守りたかったものを俺が守るんだ。


「…ホゥ、いいところに目をツケタな。俺様を含めた死神がいナクなれば『デスゲーム』も発生しない。

つまりこの先命を賭けた危険なゲームは起こらナイ」


それが狙いだ。確証はもてた。

あとは俺の前からさっさと消えろよ。目障りなんだよ!