デスゲーム





「かはっ………けほっ…ごほっ」


動いた…止まった。優菜は緩んだ私の両手から抜け出し、そのまま地面にうつ伏せに倒れた。


「ッ!?動く。今しかっ」


首を抑え、むせている優菜をその場に置いて走り出す。

良かった、最悪の事態は回避できた。あとはここから離れなきゃいけない。かまってられなくてごめん。

早く…とにかく早く離れないとまたレインが私を操って優菜を。


「早く…早く離れないと…早く…」


無我夢中で走った。前も見ず、頭の中を離れる事でいっぱいにして。








キキイイィーー!!





えっ!?トラッ…







ゴシャッ!!






信号無視。私は交差点へと飛び出し、トラックと衝突してしまった。







気づいた時には遅かった。私の小さな体は宙を舞い、地面をゴロゴロと転がった。

いつまで転がるの?と思えるほど長く……ようやく止まったと思えば、赤い世界がじわじわ視界に広がる。







「ぃや…ぁ…ああ…栞いぃーーー!!!」