デスゲーム

正門に来たけど優菜さんはまだか。仕方なく小春は黒崎と待つことになってしまった。


「ぁ…あのっ…」

「ああ?何だよ」

「な…何でも…ないです」


間違ってたのかな。まずいよね。入学式早々友達の中に入るって。会話も……特にないし。

これ…小春の心が伝わってくる。感情、表情も。まるで自分のように。


「…如月の要求なら無理して呑むことないからな。昔っからああだから、迷惑なら嫌って言えよ?」


迷惑じゃないよ。むしろ嬉しい。でも…この人が私を迷惑に思ってるんじゃ。

そういえばさっきも会話切れちゃったし……なんだかイライラしてるし。絶対そうだ。だってつま先が小刻みにテンポ踏んでるんだもん。


「何だよ。さっきからチラチラ見て。用でもあんのか?」


やっぱり怒ってる。早く帰りたいって言ってたし……お願いだから機嫌治してぇ。


「ふぇ……ふえ~…」

「ぇえ!?ちょっ、何泣いてんだよ。今までのどこにそんな要素が……ぃい゛!?」