デスゲーム

「どうした?体重なら軽いから問題ないぞ」

「…優しすぎるよバカ。私また足手まといになって……迷惑になって……隼人君に助けられて…」


そうゆうことね。…レインの気配は感じない。一旦駆け足をやめて歩くか。


「途中で九条君から

『笑顔でい続けること。それが隼人君の一番の元気と安心の源』

と言われましたけど…やっぱり無理でした。…何もできない上に泣くなんて…私、あなたのお側にいる意味…ない」


九条とそんなこと話してたのか。無理…してたんだな。頑張って必死に、俺のために笑顔作ってくれてたんだな。

でも…最後の一言は納得いかねえ。


「お前さっきからおかしいぞ。まるで自分が役に立ってないような言い方しやがって」

「だって…本当だもん。今だって隼人君に頼って…それで…」

「それで何?…はぁ、俺は雫の側にいるって決めたときから覚悟してたよ。迷惑じゃない、苦でもない。ただ守りたいだけ……好きだから」


俺の服をギュッと掴んでくる感覚がある。雫が頭を首に当ててきたからか、いい香りもした。