デスゲーム

優しい瞳で見つめてくる雫に、一度俯いた後強く見つめる。


「無理…するなよ。俺なら…心配…ないから」


一文字ずつ丁寧に口を動かすとどうやら理解してくれたらしい。笑みを浮かべ、大きく頷いてみせた。


「ありがとう。…絶対に…死なせないから。…行くね」


俺も大きく頷く。口元はそう言ってるが、本心かは分からない。

本当はとても怖くて泣きそうだけど、俺のために無理に笑顔を作ってくれてるのかもしれない。


「雫!!」


テーブルに向かう後ろ姿の雫を呼ぶが、聞こえてない。…聞こえてないはずなのに、こっちに振り返ってくれた。


「…勝ってくれ。お前を失いたくないから!」


俺の口が止まったのを確認すると、ニコッと笑った。心配を吹き飛ばすかのような笑顔。

それだけしてくれると、雫はテーブルに向かった。仕切りの内部には神崎もいる。気をつけてくれ。


「両者配置に着いタナ。こレから先、俺様の声は内部には聞こえなくナル。

それじゃ、ゲームスタートだァ☆」