デスゲーム

そしてポケットに手を入れ、川原から出発しようとした時だった。



『大丈夫だよ。隼人には仲間がいるから』



「沙弥?」


辺りを見渡しても、振り返っても…いるわけないか。

でも今はっきりと沙弥の声が聞こえた。空耳かな?でも…自然と笑顔がこぼれた。


「…ありがとう」


それだけ言って川原を離れた。知ってた?沙弥もね、俺がいたんだよ。一人じゃなかったんだよ。



………


レインのいる館へと続く真っ暗な道。夜だと周りが見えづらく、街灯を頼りに歩くしかない。


「……誰かいるのか?」


その次の街灯に人影が見える。いや、人の気配がするから必ずいるはずだ。

そいつは暗闇から街灯へゆっくりと歩いてきた。徐々に顔があらわになる。


「氷室…どうしてここに」

「うるさい。俺は最後まで『デスゲーム』に関わると決めたんだ」


俺を待ち伏せしてたのは氷室だった。どうして?せっかく『デスゲーム』から解放されたのに…。