デスゲーム

「話がある」と言って、寝室に雫を呼び出す。二人きりで、この部屋には誰もいない。


「話ってなんです?…んっ」

「悪い、少しこのままでいて」


部屋に入ってきた雫を強く抱き締める。驚いているようで、身動きは感じられない。

そしてそのまま…




……カチッ!


「んっ…。隼人君これ!?」


雫の両手には手錠がはまった。俺が油断をついて素早くはめたもの。

手錠といってもオモチャで、容易に解除できるが鍵がないと多大な時間を食う。

ちなみに鍵は別室に置いてある。


「手荒な事してごめん。我慢してくれ」


次に優しく横に倒すと、両足首をロープで縛った。これで身動きは封じた。


「隼人君これ…どうゆう!?」

「ありがとうな雫。いっぱい勇気くれて。…本物に…ありがとう」


部屋を出ようとしてドアに手をかけた時だった。


「待って!待ってください!!私も『デス…」

「そう言うと思った。もう雫を巻き込む訳にはいかないから一人で行く。…ごめん」

「はやっ…」



バタンッ…。


雫を残してドアが閉まった。こうでもしないと付いて来るからな。本当にごめん。