デスゲーム

え!?と驚いて雫を見ると、顔が桃色に染まっていた。聞き間違いかな、雫ってこんな大胆な発言してたっけ?


「…悪い、もう一回いいか?」

「あの…その……寂しいので今晩一緒に寝てくれませんか!?」


聞き間違いじゃない。真っ直ぐに見つめて、俺の手を両手で握ってきた。ヤバい、急激にドキドキする。


「私心配で心配で。…あなたが急にいなくなるかもって思って。…不安で押し潰されそうで…」


握る手にギュッと力が伝わってくる。口には出さないけど、その不安が『デスゲーム』だって分かってるんだろうな。


「…分かったよ。寝付くまでな。それまでなら一緒に…」

「ぃやっ、朝まで一緒にいて。一人にしないで…」

「…いいよ。じゃあ朝まで…な」


それで雫の心配がなくなるなら、何でもする。俺がいなくてもいいくらいに強くなって欲しいから。

それに不安で押し潰されそうなのは俺も同じ。強がってるだけで、本当は…。

俺も今晩は……寄り添いたい。