デスゲーム

「で?話したい事って何」

「う~ん、何かお前の顔見ると話す気失せた。どうせ今言っても怒るだろうから、明日までとっとくわ」


何だよそれ。じゃあ俺無駄に呼ばれてんじゃん。


「…お前らは『デスゲーム』から解放されたんだ。もう俺なんかに関わるなっての。じゃな」

「ちょっと待て用件は一つじゃねえ。もうそろそろ……あ、こっちだ!!」


九条は帰ろうとする俺の腕を掴むと、遠くの方に呼び掛けた。その方向を見ると…


「雫?」

「あ、隼人…君?…ふわ!お久し振りです!!」


駆け寄ってきた雫が速攻で手を握ってきた。いつもと同じだ。俺が顔を反らして雫が笑ってくれる。それにつられ俺もほころびる。

気づいた。やっぱ雫がいると『デスゲーム』なんか忘れてしまう。


「清水達も同じじゃねえか」

「うっ、うっせーな。ところでどうして雫がここにいるんだよ?」


当然俺は知らないし、雫もここに俺がいる事を知らなかったような顔をしている。


「今日この4人で遊ぼうと思って。気分転換にいいでしょ?ね、九条」