デスゲーム

「フフッ。毎日会えなくなるけど、俺にできる事なら何でもするからな」

「…では一つだけ約束してください。私の言う事を何でも一つだけ叶えるって。それだけで十分です」


スッと小指を差し出してきたので、無言でそれに応える。小指同士が結ばれ雫の温さが伝わってきた。


「分かった。じゃあ俺からも条件な。…実家でも笑顔でいる事」

「もう、指切りしてる最中で断れないじゃないですか。でも必ず笑顔でいます。今度遊びに来てくださいね」


雫はえへへ、と笑って指を離した。その仕草に、アスタリスクの髪止めがキラリと光った。

そして、もう時間が迫っていたので俺達は駅へ向かうことにした。




………


「では行ってきます。白玉もお元気で」

「ニャー♪」


駅は人通りが少ないな。木々は枯れ果て、冷たい風が吹く。コートに身を包んだ雫が乱れる髪を抑える。


「じゃあな。また連絡くれよ」

「…はい。ぇっと……」


急にキョロキョロし始めた。何だろう?と思った時だった。

雫は徐々に近付いてきて、そっと手を繋いできた。