「もう……やめてぇ。…私達の勝ちで、制約も結んだ。…もう十分だよ」
「十分?ここで釘を打たないとまた繰り返すだろ。だからいつまで経ってもバカなんだよ」
再びスタンガンを中村に近付ける。辺りは俺の威圧感が支配した。が…
「バカでいいです!!…今の隼人君は怖いよ。はっきり言って…嫌い」
「嫌っていいわ。どうやらお前から黙らす必要があるようだ」
中村を乱暴に離すと、雫に歩み寄る。後ろで咳き込む音がした反面、目の前では恐怖で震える雫の姿。怯えていると言ってもいい。
「少し…そのうるさい口を閉じろ」
「閉じません!ほんの数時間前の優しい瞳に戻ってよ。私の…
私の知ってる隼人君に戻ってよ!!隼人君を返してえ!!」
ドオォーーン!!
雫が叫んだ直後、俺の髪を弾丸がかすめた。倉庫の入口で銃口とタバコから、二つの煙が立ち上ぼる。
「よう。余計な事をしてるじゃねえかバカ野郎。…いや、今は【灰色の狼】か」
タバコを投げ捨てると、ゆっくり歩いてくる。長く、薄い金髪をユラリと揺らし、眼鏡の奥で俺を見据えるそいつは…
黒崎 拓海。
「十分?ここで釘を打たないとまた繰り返すだろ。だからいつまで経ってもバカなんだよ」
再びスタンガンを中村に近付ける。辺りは俺の威圧感が支配した。が…
「バカでいいです!!…今の隼人君は怖いよ。はっきり言って…嫌い」
「嫌っていいわ。どうやらお前から黙らす必要があるようだ」
中村を乱暴に離すと、雫に歩み寄る。後ろで咳き込む音がした反面、目の前では恐怖で震える雫の姿。怯えていると言ってもいい。
「少し…そのうるさい口を閉じろ」
「閉じません!ほんの数時間前の優しい瞳に戻ってよ。私の…
私の知ってる隼人君に戻ってよ!!隼人君を返してえ!!」
ドオォーーン!!
雫が叫んだ直後、俺の髪を弾丸がかすめた。倉庫の入口で銃口とタバコから、二つの煙が立ち上ぼる。
「よう。余計な事をしてるじゃねえかバカ野郎。…いや、今は【灰色の狼】か」
タバコを投げ捨てると、ゆっくり歩いてくる。長く、薄い金髪をユラリと揺らし、眼鏡の奥で俺を見据えるそいつは…
黒崎 拓海。

