デスゲーム

「レインか。何の用だ?」

『ケケッ、お前にしてはマズい状況じゃねえか。体は動かないガ、雫を取り戻しタいんだろォ?』

「ああ。中村をぶっ倒して、雫から色んな事聞きたい」


中村の言う事を気にしてはダメだ。雫から本心を聞き出したい。


『ナら、お前の心に眠る戦闘本能を引き出してヤルヨ♪面白くなりそうダ☆』

「ぐっ、頭が。……やめろ。お前の力など借りない!借りないって言ってるだろ!!」


思いとは裏腹に頭が痛くなり、その痛みがどんどん膨らんでいく。

やがてそれがピークになった時、再び時間が流れ始めた。


「…フフッ、アハハハ」

「何だ?遂に頭がおかしくなったか?」

「ちげえよ。これ何か分かるか?バーン!…てな。…近付くな。あと俺に触るな。撃つぞ?」


地に這ったまま、拳銃を取り出して中村に向ける。黒スーツは距離をあけたし、中村は動揺した。


「お嬢様がどうなってもいいのか?痛い目を合わせたくなかったら銃を降ろせ」

「知るかよ、一時的な痛みで死にゃあしないだろ?気絶させたきゃさせろよ」