デスゲーム

「ふぅ……もうお終いか?」

「フフッ、ではこれはどうかな」


中村は雫を人質にして、首筋にスタンガンを近付けた。雫の首に腕を回し、バチバチという音で怯えさせる。


「これの示す意味が分かるだろ清水」

「や…やめてよ涼君。お願い……だから」

「人間として一番カッコ悪くないかそれ?」

「何とでも言え。用は結果だ。最後に旦那様の命令通りになればそれでいい。…やれ」


黒スーツ二人が…来る。どうする?反撃すれば雫に攻撃が加わってしまう。


「うっ…ッつ~」

「は……隼人君!!」


黒スーツの拳が俺の腹に食い込んだ。痛みに顔を歪ませて耐えるが、背中にもう一発浴びてしまった。

ガクッと膝がついてしまう。やっぱ訓練された大人だ、力が半端ない。倒れたまま雫を見上げると涙を浮かべていた。


「もう…もうやめてよ。私がおとなしく捕まるからぁ……隼人君を傷つけないでよ。また私のせいで隼人君が傷つくとこなんて見たくないよ…」