バッコーンッ!!
「もう一つくらうかの」
ドッカーン!!
豪快な音を立てて木の壁が崩壊した。廊下と開通し、流れ込んできた冷たい冷気が熱を緩和させた。
予想通り。不思議な力ってのは窓だけにかけられていた。普通の壁なら、階段をも破壊するコノハの力の前では無力。
「早くしろ。手を」
先に廊下へ出たコノハの手を借りて、図書室を脱出する。
雫の後に出ると、冷たい水が張り詰めスプリンクラーは停止していた。
「大丈夫か?顔赤いけど」
「少しクラクラしますけどイケます。熱が冷めていくのが分かりますから」
なんとか大丈夫かな。だが疲労してるから十分な休憩が必要だ。雫を抱えながら歩みを始めた時。
「ぉお!?感動の再開じゃん。いやぁ、感心感心」
「九条…てめえ」
陽気に拍手しながら寄ってくる。ここは3階の一番奥で後ろは行き止まり。正直戦闘は避けたい。
「ああ感動だな。生か死を分ける運命で生を手繰り寄せたからな」
「死を寄せなかったのは残念だ。お前も桜井んとこに逝かせてやりたかったのに」

