デスゲーム

これは…けん玉。小さい将棋セットにダーツ、着ぐるみまで…。ロッカーに溜め込みすぎたな。


「俺らは許してるよ。氷室が謝るってどれ程のことか。あ、ところで清水、柊ちゃんとどこまでいった?」

「え?自宅まで」

「自宅!?それで何かした?」

「秘密。じゃあな、俺用事あるから先帰るわ。遅刻したら殺されるんで。良いお年を」


詰め込み完了。駆け足で教室を去る。階段を降りて靴置き場に到着。


「あの…」


構わず正門を目指して歩く。遅刻したらマジで怖いからなぁ、あのクソ師匠。


「あの…」


無視無視。関係ない。今話し込んでみろ。半殺しが待ってるぞ?正門を出たその時だった。


「あのっつってんだろうがぁーー!!」

「いってえー!!」


鞄!鞄が飛んできて、角が頭にクリティカルヒットした。ヘコッ、ヘコんでないか?俺の頭ぁ。


「何すんだよ!」


振り向くと緑の名札、俺と同じ2年の女子生徒がいた。


「話しかけても振り返らないからでしょ?どこに耳ついてんのよ?清水 隼人君」


俺に近付き鞄を拾うと睨んでくる。誰だよこの荒い女ぁ。