デスゲーム

「うまく言えないけど、そんな急に頭切り換えれねえよ。俺の心に沙弥への気持ちがまだ残ってる。

だからそれをどうにかしないと、柊と真剣に向き合えないと思う。それにこうゆう事、中途半端にしたら柊に悪いし」


これが俺の気持ちか。柊が納得できるようまとめたつもり。俺の本心は、今もどこかで沙弥をさがし続けてるのかもしれない。


「…そう。…うん。では私待ってますね」


顔を上げると、笑顔の柊がいた。見ているこっちまで楽しくなりそうな笑顔。


「気持ちの問題ですよね?整理ができるまで待ってます。答えはその時までお預けですね」

「それはそうだけど、お預けって…。柊はそれでいいのか?」

「はい。私も清水君と真剣な恋……したいですから。

……それに嫌いじゃないって事は好」

「おーい、後半声が小さくて聞こえないぞ?」


赤く染まる顔を抑えて嬉しそうにニヤけている。


「はっ、すいません。えへへ。私もう寝ますね、おやすみなさい♪」


鼻歌まで歌いながら寝室に行きやがった。何がそんなに嬉しいんだろう?

でも良かった。柊、元気そうだったな。それだけで俺も元気になれる。不思議な感覚だ。