デスゲーム

「では…貰っておきます。大切にしますね」


その後俺達も館を去った。手を繋ぎながら、家の近くに差し掛かった時に柊が口を開いた。


「…実は次の対戦相手、見覚えがあります」

「え?九条達の事か?」

「はい。その九条君とゲンコツした人は、西条高校なんです。私と同じ制服でしたし…間違いありません」


柊と同じ学校ね。性格上ちょっかいは出してこないと思うが、どうだろうな。


「九条達は柊のこと知ってるのか?」

「う~ん…多分知ってません。ゲンコツした人は生徒会長で、橘 美鈴って言います。有名人なので、西条高校で知らない人はいません」


知らない…ねえ。今後、何か仕掛けてくるかもしれないな。しかし生徒会長が『デスゲーム』ね。とんでもない秘密だな。


「ふ~ん。何かあったら呼べよ?すぐ行くから」

「あ…ありがとうございます」



―帰宅後―
「白玉ただいまぁ~……あれ?」

「まだ柊には懐かないようだな」


白玉は柊には目もくれず俺にまっしぐらだ。それから一旦リビングに移動して一息ついている時だった。