デスゲーム

許さねえ。こんな奴に負けてたまるか。


「俺は2歩…」

「清水……君」


又も柊が呼び止める。理由は分かった。俺が『1P』のマスに進もうとしたから。


「3歩……進んで」


『9P』のマス。ここにいけば柊は無事じゃすまない。


「お願い……また引き離され…から」


今は17P対15Pで負けているが、そんな要件を簡単に飲めるか。


「ダメだ無理すんなよ!?んな事できるか!」

「ここで…リード…しなきゃ……また離されるよ。お願い、行って」


どうする?この大事な場面、氷室は立ち直り強敵となった。次からリードされるのは確実。


「…分かった。けど絶対に死ぬな!ちょっとでも意識を失ってみろ、承知しねえぞ!?」

「ありがとう。聞いて…くれて」


うつぶせのままのくせに生意気に言いやがって。こんなの苦渋の決断だ。


「レイン、3歩だ」

「アいよ『9P』か。何かな?ギャハ☆『失明』ダッテヨ」


人形の頭にレインの手が被さる。人形に変化はないが、柊の瞳が白く変色していった。