デスゲーム

その理論は確かに当てはまる。柊は心に恐怖がないから、こっちの人形は指令通りに動くのか。


「だからよ、お前がビビってるから人形が進まないんだ。恐怖を感じるな、俺を信じろ」


髪を掴み、無理に顔を上げさせる。


「無理に高いPのマスはいかなくてもいい。壊れたら敗北だからな。だがせめて3P以上のマスにいけ。

俺に任せろ、絶対に勝てるから。忠誠を誓え、逆らうな。苦痛を恐れるな」


催眠をかけるかのように次々と要件を吐いていく。沢村はもはや気力だけ。その行為は洗脳に等しい。


「ああ……誓う」

「ハハハ、いい子だ。それでいい。勝つためだ、悪く思うなよ?」


満足そうに俺の横に戻ってきた。勝つためなら何でもありか。


「ギャハハ☆愛情の力が勝つか、支配の力が勝つか、見物だナ」

「レイン、6歩進め」


今回は命令通り6歩進んだ。『4P』のマスに止まる。


「ここは『左足貫き』ダア☆3ターンの間、清水同様1~3歩しか進めナイぜ?」


レインが人形の左足にナイフを突き刺すと、沢村が低く呻いた。


「どうした清水、また差が開くぜ?さ、どうする?」