デスゲーム

「あっ、嫌あぁーー」


柊の右足が真っ黒な影に浸食されていく。靴の方からジワジワと色素が奪われてゆく。

やがてスカートの下まで近付いた時、その浸食は止まった。


「ハァ……ハァ。痛…」

「柊!!おい、大丈夫か!?返事しろ!」


右足を抑え、床に倒れこんだ。息が荒く辛うじて意識を保っているみたいだ。


「大丈夫…ゲームを続けてぇ。問題……ないから」


バカ野郎。どうして止められなかった。何で柊の要求を飲んだ?


「ギャハ☆人形の右足を失った事により、今から清水は1~3歩しか進めナクナった。通常の半分ダ♪」


人形はカタンッと倒れ、這うような姿になった。


「俺の番か。タイムを使わせてもらう」


氷室は言うなり沢村の元に直行した。


「おい、お前苦痛を受けたくないんじゃないか?」

「そんな…ことっ…」


沢村の腹を蹴りあげる。酷い、あいつマジで道具だと思ってるのか?


「嘘だな。人形とお前は『デスライン』で繋がっている。つまり俺は、人形からは苦痛が、お前からは意思が伝わると読んだ」