「こんなとこ帰るわ。特訓終わったら用なしだ。じゃ、また頼むからな」
今日黒崎の部屋から生還したのは夜10時。まだ豪雨は止まずに降り続いていた。元から寒いのに、雨で更に鋭さを増す。
「寒いなあ~。白玉ただいま。飯食ったか?」
「ニャ♪」
しゃがむと白玉が飛び付いてきた。抱っこしてリビングに行くと、ラップをかけてあった餌がなくなっていた。
「やっぱお前頭いいわ。黒崎にもそういう繊細なとこがあればなあ」
そして1日の予定を全て終え、白玉と遊んでいた時だった。
ピンポーン…
「?誰だ?こんな時間に…」
チャイムが鳴ったのは10時40分。普通なら誰も来ない時間帯だ。しかも豪雨だし。
「はい。……柊!?どうした、何かあったか?」
玄関を開くとびしょ濡れの柊がいた。制服のままで、見るからに冷えきっている。あちこちから水滴がポタポタと落ち続けていた。
「………」
泣いている。俯いて表情は分からないが、仕草で分かる。無言で立ち尽くして、ただただ唇を噛み締めていた。
「とっ、とりあえず入れ。シャワー行け、な。風邪ひくから」
今日黒崎の部屋から生還したのは夜10時。まだ豪雨は止まずに降り続いていた。元から寒いのに、雨で更に鋭さを増す。
「寒いなあ~。白玉ただいま。飯食ったか?」
「ニャ♪」
しゃがむと白玉が飛び付いてきた。抱っこしてリビングに行くと、ラップをかけてあった餌がなくなっていた。
「やっぱお前頭いいわ。黒崎にもそういう繊細なとこがあればなあ」
そして1日の予定を全て終え、白玉と遊んでいた時だった。
ピンポーン…
「?誰だ?こんな時間に…」
チャイムが鳴ったのは10時40分。普通なら誰も来ない時間帯だ。しかも豪雨だし。
「はい。……柊!?どうした、何かあったか?」
玄関を開くとびしょ濡れの柊がいた。制服のままで、見るからに冷えきっている。あちこちから水滴がポタポタと落ち続けていた。
「………」
泣いている。俯いて表情は分からないが、仕草で分かる。無言で立ち尽くして、ただただ唇を噛み締めていた。
「とっ、とりあえず入れ。シャワー行け、な。風邪ひくから」

