デスゲーム

「それを聞かせて俺にどうしろってんだよ…」


予鈴が鳴り、教室で考え込んでもどうしようもなかった。それは下校時刻まで続いたが、答えは闇に包まれたまま。


「清水、今日も帰るのか?」

「ああ、今回も放課後はパス。俺この先パスが多くなるかもしれないけど、分かってくれ」

「まあ……いいけど。何かあったのか?」

「別に。なんでもねえ。ただ特訓中なだけ。じゃあな」


川藤を置いてその場を駆け出す。傘をさし、自宅への最短距離を導きながらダッシュで走る。

約束の時間まであと10分しかねえ。この豪雨の中いけるか?止めどなく雨は降り続けてる。

くそ、わざとギリギリの時間に設定しやがったな?


「間に合ってくれ。お仕置だけは勘弁願うぜ」




………

「残り9秒…8…7…6…5…」

「待たせたなクソ師匠!!」

「おうバカ弟子。タイムアップ寸前だな」


息が荒れる。あれから猛ダッシュで駆け抜けマンションに着いたが、完全な息切れだ。


「とりあえず洗濯物取り込め」

「ちょっ…、休憩は?」

「ああ?働きながらとれや。はいあと1分以内に行動開始な」