デスゲーム

さっきとは打って変わって態度が違う。アホだこいつ。


「シスコ?、…とは何です?」

「いや、なんでもない。世の中には知らない方がいい事もたくさんある」

「お客様、奥にある茶菓子はいかがでしょうか?」


気味悪っ。満面の笑みだ。毒でも盛るつもりか?


「生憎忙しくってね。もう帰るわ」

「あの、失礼してすみませんでした。あと、今日はありがとうございました」

「ん、いいって。そんじゃまたな」


最後に柊の頭にポンッと手を置くと、鬼のような形相と目が合った。


それからはまっすぐ帰り、夜遅くに帰宅した。


「なあ白玉、今の俺しっかりしてるかな?」

「ニャ?」


ソファーで横になり、餌を食べている白玉に問い掛ける。


「…悪い。こんな事言う時点でしっかりなんかしてないわな。今からの俺、見ててくれ」

「二ー」


動物を相手にしても無駄か。だが白玉だけはこれからの俺をずっと見守ってくれると感じた。