「先に・・俺に言わせて」
「え?」
ぎゅっと私を抱きしめた。
「・・寂しかった」
淳希の言葉に、視界がぼやける。
どうして?
なんで私の言葉がわかるの?
淳希にぎゅっと抱きつく。
「私も・・寂しかった。仕事なのわかってるけど・・・」
ゆっくりと離れて、淳希の目を見る。
「淳希が・・・全然足りない」
カシャッ
「・・・もう!!」
私の目の前には・・淳希の澄んだ目ではなく・・・。
「私、真剣なのに・・・」
淳希のカメラ。
「ごめん、あまりにも可愛かったから」
「・・・・・もう!!」
「・・・・・・本当に、可愛いすぎて。
出来ることなら閉じ込めたいと思った」
「え?」
なんの、いつの話なのか分からず、首を傾げると。
「あの撮影のとき」
「このスタジオで」
「誰にも見えないように、俺だけの世界に、
いて欲しいって本気で思った」

