これからもずっと、その笑顔は俺のもの。 「本当に?」 「本当」 「春馬、愛してる!」 「はいはい」 俺の方が愛してるから。 喜怒哀楽が激しい俺のお姫様。 このお姫様の世話ができるのは、俺だけ。 世話係の給料は、お姫様のとびっきりの笑顔。 これ基本だろ? もう1度、俺は美咲にキスをした。 “あなたの恋光は誰ですか?” 美鈴の本を読んで、俺の恋光は美咲だと。 そう確信するのは、もうちょっと先の話。 ・・・・・春馬編 END